令和3年10月12日、阪南市議会は第2回臨時会を開会した。議会では新議長および副議長の選出が行われた。
臨時会の冒頭、水野謙二市長は選挙後初めての市議会の開会に際し挨拶し、議員の当選を祝った。この選挙では、市民の期待を担った議員たちが選出され、これからの市政運営において協力を呼び掛けた。
市長は、阪南市が抱える少子高齢化の問題を強調した。特に、人口減少が進む中での財政再建が急務であると指摘した。令和3年2月に発表された財政非常事態宣言の重要性を再度呼び起こし、行財政改革プランの策定がなされたことを説明した。これまでの対策と今後の財政運営について、各議員にも理解と協力を求めた。
議長に就任した岩室敏和議員は、財政再建を市民の生活の安全のために必達の目標とすることを強調した。議長は市長との協力を約束し、議員同士の対話と協調による議会運営の必要性を語った。阪南市が直面する課題に対し、議会として徹底した議論を重ねていく意向を示した。
その後、議会は議席の指定や会議録署名議員の指名、会期の決定を行った。副議長には中村秀人議員が選任された。議会選挙も続けられ、泉南清掃事務組合議会議員や泉州南消防組合議会議員の選挙が実施され、それぞれの委員が指名された。
また、令和3年度阪南市一般会計補正予算についても議論が進められた。新型コロナウイルス対応の各事業に対する国庫補助金としての予算が増額されることが報告され、議員たちの賛同を得た。
最終的に、議会は全ての付議事件を終了し、閉会を決定した。今回の臨時会が市政に与える影響と議員たちの活動が市民の生活向上に繋がることが期待されている。