令和5年6月8日、阪南市議会第2回定例会が開会された。この会議では、熱中症対策とその学校教育環境に対する取組が議題として取り上げられた。
まず、熱中症の影響が特に高齢者や子供において深刻であることから、地域全体での連携が必要とされている。市は、「猛暑対策事業」として、公共施設での冷房設備の管理、啓発ポスターの掲示、市民への水分補給の呼びかけも行っている。
次に、学校の体育館には現在、空調設備がなく、特に熱中症が懸念される時期においては対策が急務とされている。市長は学校の重要性を強調しつつ、エアコン設置について今後検討を進める意向を示した。また、体育館の状態改善についても他市の例に倣い、具体策を進める必要があると述べた。
不登校対策については、文部科学省が推進する「COCOLOプラン」で『誰一人取り残されない学びの保障』を目指す姿勢が示された。本市でも教育支援センターの整備やニーズに応じた支援方法の検討が進められているが、特に不登校の生徒が多様な学びの場を持つことが重要とされ、そのための体制の充実が求められた。
通学路の安全対策についても堅調に進められ、特に地域やボランティアの協力が不可欠である確認された。阪南市の通学路交通安全プログラムでは、関係機関との連携を図りながら、昨年度の見直しを経て対策の強化を進めている。また、国からの補助制度を活用した安全対策の実施が期待されている。