令和4年10月18日に阪南市議会は第1回臨時会を開会した。この会議では、重要な人事案件及び予算が議題に上がり、議員らの賛同を受けた。
まず、議長の辞職について、現議長の岩室敏和氏が辞職願を提出し、議会は異議なしと認定した。岩室氏は、財政非常事態宣言下にある阪南市の現状について懸念を示し、引き続き一市民として市の発展を見守りたいと述べた。
次に議長選挙が行われ、見本栄次議員が新議長に選出された。見本新議長は、「町に夢、人に愛、環境に心」をスローガンに掲げ、阪南市の未来に向けて尽力する考えを示した。
副議長の辞職及び選挙についても同様に進行し、新たに二神勝議員が副議長に選任される。この人事に関し、二神氏は今後、見本議長と共に市政の発展及び住民福祉向上に努めることを表明した。
また、議案に関する審議も重要な議題となった。最初に、議案第50号「阪南市公平委員会委員の選任」については、現委員の中村求氏の再任に対し、異議なしで同意された。
その後の議案第51号では、令和4年度阪南市一般会計補正予算が提案され、追加歳入歳出約4億4千万円の補正を行い、主に電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する給付金が含まれる。この補正予算案も異議なしに可決された。
さらに、議案第52号において阪南市監査委員の選任についても、提案された上甲誠議員が適任として同意を得た。これらの人事案件と予算の可決は、今後の市政運営にとって重要な基盤となる。
会議は午後4時08分に閉会し、議員たちが精力的に取り組む姿勢が見られた。市民の信頼に応えるため、阪南市議会の今後の活動に期待が寄せられる。