令和4年9月28日、阪南市議会は第3回定例会を閉会した。
この定例会では、重要な議案がいくつか審議された。特に、「阪南市SDGsまちづくり基金条例制定」や「職員の育児休業等に関する条例の一部改正条例制定」に関する議案は全て原案通り可決され、議会からの強い支持を受けた。
さらに、財政面では、「令和4年度阪南市一般会計補正予算(第6号)」などの補正予算も話し合われた。これにより、予算総額は205億374万円となり、特に教育予算については文化センターの空調修繕などが含まれる。この点について、上甲誠議員が質疑し、空調設備の不具合に対する迅速な対応が求められた。
また、シルバー人材センターの運営についても議論がなされた。「シルバー人材センターの安定的な事業運営のための適切な措置を求める意見書」が採択されたことは、地域の高齢者雇用の確保に向けた重要な一歩と期待されている。意見書提案者の浅井妙子氏は、「センターが数多くの高齢者の社会参加の場を提供している」と強調し、その存続の重要性を訴えた。
最後に、議会は、「令和3年度阪南市一般会計歳入歳出決算認定」についても可決された。決算は全て概ね良好であるとの評価が下されたが、今後の見通しについては引き続き注視する必要があるとの意見も出ている。議会は議案の審議結果を、今後の政策に生かしていく意向を示している。
このように、阪南市議会の定例会は、地域の課題解決に向けた重要な手続きを進めながら、次回の会期に向けての準備を行った。市・議会・住民の協力による実効性のある政策が求められる中、今後の動向が注目される。