令和2年6月9日、阪南市議会第2回定例会が開会した。
新型コロナウイルス感染症への対応や高齢者福祉についてが主な議題に上がっている。
議長の二神勝議員は、緊急事態宣言の解除で市民生活の回復が期待される中、
新たな生活様式を推進する必要性を強調した。
市長の水野謙二氏は、感染拡大防止対策を徹底し、持続可能な社会を目指したスマートシティ推進の意向を示している。
さらに、今後のコロナ禍においてやはり大切なのは市民の生活支援である。
阪南市は、第2波に備えた準備を進め、特に高齢者の見守りやフレイルの予防に努めるという。
地域包括支援センターでの相談や健康維持に向けた取り組みが強化され、
生活全般における支援やサービスの充実を図る方針でもある。
特に浮かび上がったのは、療育や子育て支援の重要性である。
新型コロナによる自粛期間中、家庭訪問や電話連絡を活用した児童や高齢者の状況確認の徹底が求められている。
また、介護事業所への衛生用品の提供も続けられており、コロナ禍における事業所の経営を支える環境整備がなされている。
このように阪南市は、情報発信の強化や支援策の拡充に積極的に取り組む構えである。
特に高齢者福祉に対する施策は、地域住民との連携を密にしながら、
フレイル防止や健康寿命の延伸に向けた対策が必要とされる。