令和3年9月27日、浦添市議会の定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
今回の会議では特に、浦添市固定資産評価審査委員会委員の選任についてと、一般会計補正予算が多くの議員から意見が寄せられた。
議案第54号では、瑕疵のある資産評価を見直し、適正な審査を行うための委員について議論が行われた。議長の比嘉克政氏は「異議なし」と認められた後、委員への付託を省略し、即座に同意を得た。
次に、一般会計補正予算(第4号)について進められた議論では、仲村直子議員が新型コロナウイルスに関連して行うPCR検査の予算について質疑を行った。「市立中学校修学旅行のPCR検査料は合計で2,145万円で、その内容は、約1,300名分の検査をカバーしている」と答えたのは金城淳指導部長であった。中学生の検査が往復2回行われることも説明された。
亀川雅裕議員は家族の感染拡大防止策に関連し、「子供たちへの検査をどうするのか」と尋ねた。福祉健康部長の高江洲幸子氏は「現在、従業員へのPCR検査は実施しているが、子供への検査は考えておらず、今後検討する」と回答した。
また、キャンプ・キンザー跡地の利用計画に関しても議論が交わされた。松本哲治市長は、跡地利用の重要性を強調し、「西海岸にある優れた立地を最大限に活用したまちづくりを進める」と述べた。
今後の市の財政を支えるための具体的な施策が求められた。特に、経常収支比率の改善が重要視されており、整合した政策を展開することが議員全体の共通認識となっている。特に、民生費の高騰が財政に影響を与えていることが懸念される中、今後如何に新技術や施策を取り入れていくかが注目される。
最後に、会議は市民の福祉と経済的基盤の強化に続けて進むことが改めて強調され、今後の社会保障や教育現場においても適切な施策が講じられることが期待されている。