令和6年3月5日に開催された浦添市議会では、さまざまな議題が議論されました。特に、牧港補給地区の軍港建設に対する反対意見や、災害時の減災対策、学童クラブ入所希望などが重要なテーマとして取り上げられました。
この日の会議ではまず、一般質問がありました。仲村直子議員は、牧港補給地区の早期返還を求めると共に、米軍の航空機騒音の問題について質問しました。また、浦添市の自然環境を保護するための施策の進捗状況についても言及しました。
松本哲治市長は、米軍機による航空機騒音についての改善策を報告し、沖縄防衛局への要請活動の状況を説明しました。さらに、環境影響評価方法書の意見書についても報告がありました。
仲村議員はまた、災害時における備蓄品の整備についても言及。避難所への備蓄物資の計画や、福祉避難所の設置について市の意見を求めました。市は、避難所における備蓄品の充実を誓ったものの、福祉避難所設置の課題に対しては慎重な対応が求められています。
学童クラブの入所希望については、浦添市の教育長から回答がありました。学童クラブの待機児童問題に関しては、新年度に向けた入所数の把握が重要で、行政と関連機関の連携が奏功することが求められています。また、浦添市性の多様性を尊重する条例の実現に向けた取り組みについても議論が行われました。
最後に、特別養護老人ホームの新設や高齢者に対する支援制度についても多くの質問が寄せられ、全体として市民の福祉向上に向けた意見が多く発表されました。浦添市は引き続き市民の声を受け止め、様々な政策に反映させる姿勢を強調しています。