浦添市において、平和行政や障がい福祉関連複合施設の設置が議論された。本市の議会において、平和をテーマにした施設を市内に設置する意義が強調された。特に、前田高地における戦争体験や歴史を後世に残す重要性が指摘され、実際に体験した方々の声を聞く場を設ける必要があるとの意見が出された。
また、建設中の障がい福祉関連複合施設『ピアラルうらそえ』についての議論もあった。この施設は、障がい児と障がい者に対して、幼少期から成人期までの一貫した支援を行う目的を持っており、地域の相談支援体制の強化が期待される。施設の愛称には、仲間として支え合う意味が込められており、地域の皆から期待されている。
新型コロナウイルス感染症の影響による観光業の現状についても触れられ、観光振興計画に基づく実態調査の必要性が強調された。コロナ禍で困難な状況にあるが、今後の観光戦略に生かすため、基礎となるデータの収集が求められている。
教育・保育行政においては、待機児童問題や保育士確保策に関する議論が続いており、正規雇用化促進事業を通じて、保育士の待遇改善が進められている。市内認定こども園には多くの市外児童が通っており、市内の保育環境がさらに充実することが期待されている。
さらに、ガイドラインに基づいた災害時の避難体制や、緊急避難所としての『ピアラルうらそえ』の活用についても言及され、災害時に必要な支援体制の構築が進められている。