令和2年3月9日に開催された浦添市議会定例会では、複数の重要な議題が扱われた。
松本哲治市長は、臨時休校措置を解除し、3月11日から学校を再開すると発表した。これに関して、松本市長は「新型コロナウイルスの状況や、臨時休校に伴う生活の影響を総合的に考慮し、判断した」と述べた。
また、嘉味田朝消防長は、2月15日に発生した救急搬送時の事故について謝罪し、具体的な経緯を説明した。この事故は救命士による気管挿管のミスが原因であり、今回の事故の検証を経て、再発防止に努めると強調した。
議題の一つであったIR贈収賄事件について、松本市長は元後援会事務局長の逮捕について「任命及び監督責任を痛感している」と発言した。カジノを含む統合型リゾートの推進に関しては、経済効果を期待しつつも、治安の悪化や依存症の懸念も指摘された。
市議会では新型コロナウイルス感染症に関する対応策も議論された。高江洲幸子福祉健康部長は、感染拡大を抑えるための啓発活動を強調し、市民に手洗いや咳エチケットの重要性を呼びかけた。また、教育長は、子供たちの心理的ストレスへの配慮も重要である旨を述べた。
さらに、浦添城跡の世界遺産登録についても進捗が報告された。仲間陽子教育部長は、復元整備の取り組みが進んでいることを説明し、引き続き文化庁と連携して整備を進めていく計画を明らかにした。
そして、会計年度任用職員制度の採用については、710人以上の採用が見込まれており、これに関して新垣剛総務部長が詳しい説明を行った。現在、実施できる最適な環境を整備し、市民へのサービス向上に寄与する努力が続けられています。