浦添市議会は、第197回定例市議会において、重要な議案を可決した。
特に、浦添市固定資産評価審査委員会の委員選任や、補正予算が注目されている。市長が提出した議案第35号と第36号では、仲大安勇氏、松村陽子氏が審査委員に選任され、全議員から同意を受けた。
令和3年度浦添市一般会計補正予算第2号についても、原案が可決された。この補正予算は、市の財政状況を改善し、住民サービスの向上を目的としているという。
都市計画に関連する議案第38号では、土地区画整理事業特別会計の補正予算が原案通りに可決され、地域の発展が期待されている。市長はこの事業に対し、地域とのコミュニケーションを強化する方針を示している。
また、議案第39号により、固定資産評価審査委員会条例が一部改正され、業務の効率化が図られる。この改正により、透明性を持った運営が実現されることが願われていると、市長が強調した。
議案第40号から第42号では、経塚ゆいまーるセンターの設置、建築確認申請等手数料条例の改正、附属機関設置に関する条例の改正など、多くの重要な施策が原案通り可決された。
一方、議員提出の意見書に関する議案第2号も原案可決され、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂の埋立て禁止を求める声が表明された。
米軍機騒音に対する規制措置についての陳情も採択され、住民の声が反映される形となった。この陳情は、浦添市が米軍機の騒音問題に真摯に向き合う姿勢を示すものである。
新型コロナウィルスワクチンの接種に関する陳情も採択され、ワクチン接種の推進が求められた。議会は市民の健康と安全を最優先に考え、必要な措置を講じる意向を示している。