令和4年12月20日、浦添市議会は定例会を開催し、複数の議案を審議した。
会議では、特に浦添市国民健康保険特別会計に関する補正予算が重要な議題として取り上げられた。この補正予算案第61号に関して、福祉委員長の下地秀男氏は、特定健診受診率向上業務委託料の減少を指摘した。受診者数の未達成が原因とされるこの減少について、実績に基づく説明がある中で、全会一致で可決された。
続いて、同じく国民健康保険特別会計の補正予算案第84号も審議された。この補正も22万円の増を内容としており、福祉健康部長は「健康づくり課の給与が要因」と説明した。これもまた全会一致で可決され、議案に対する質疑は少なかった。
次に都市計画に関する補正予算第62号と第85号も一括で審議され、議員からは県との調整によって予算が他地区に回されたとの説明があった。「てだこ浦西駅周辺地区土地区画整理事業」での工事が次年度に繰越予定ということで、さらなる証言が求められたが、これも可決された。
次に、浦添市個人情報保護法施行条例についての議案では、執行部による説明が行われ、法律の改正に伴う必要な整備内容が確認された。同様に情報公開条例の改正も審議され、全会一致で可決された。
職員の給与に関する条例改正では、特別職における期間手当の引上げが告知され、これについても議員からは賛同の意が多く示された。最終的に、議員の報酬などに関する条例の改正も採択された。
また、議員提出の意見書についても審議が行われ、駐留軍関係離職者等臨時措置法の有効期限延長を求める陳情が全会一致で決議された。議会から市長に対する緊急質問も行われ、松本市長は政治と金の問題への対応を強調し、今後の説明責任を果たす旨を表明した。基盤整備については賛否の意見が交わされたが、全体として重要な審議が進められた。
次回の会議においては、今回の種々の議案の精度を高めることとともに、議会と市民の信頼関係を築くためにしっかりとした進捗報告が期待される。