令和4年3月1日午前10時より、第200回浦添市議会定例会の第2日目が浦添市議会議事堂で開催された。議題は一般質問に集中し、複数の議員が市のさまざまな問題について意見を交わした。
主な発言は濱崎早人議員によるもので、「うらちゃんminiの現況や地域交通の在り方について、市民の意見を反映するためのアンケートの実施状況」を質問した。下地輝史都市建設部長は「現在、地域公共交通アンケートを実施しており、結果は交通の運行方法や利用者ニーズの検討に活用する方針である」と述べた。
また、濱崎議員は新型コロナワクチン接種について言及し、現状3回目の接種率が国や県と比べ低いことを指摘した。その後、高江洲幸子福祉健康部長は、「政府からの接種券の送付を前倒しするなど、市民が希望する接種を円滑に受けられるよう取り組んでいる」と強調した。
消防行政では、石原正常消防長が「牧港出張所の老朽化対策について、関係部署と協議を進めてきた」と述べ、今後の改善策に期待が寄せられた。
おくやみコーナーについては、比嘉克也財務部長が「他市の成功事例を参考にしつつ、市民の負担を軽減するための設置に向けて検討」と述べた。この新サービスが実現することで、よりスムーズな手続きを希望する遺族の声が聞かれる。
最後に「ヤングケアラーの支援」に関して、与那覇純子こども未来部長が「青少年に対する支援体制の重要性を示す」と伝え、教育機関と福祉機関が連携して問題解決を進める意義が強調された。
今後も議会では様々な課題に対して、市民全体の意見を基にした発言が求められ、より良い施策の実現を目指すことが必要と認識される。特に、コロナ禍や高齢化社会における市民の生活向上を図るための取り組みが一層の注目を集めている。