令和5年6月15日に浦添市議会で行われた定例会において、様々な議題が討議された。特に「浦添南第一地区土地区画整理事業」についての進捗が焦点となった。現在、事業の整備状況は昨年度末での実績が80.1%とされ、面整備率は68%であった。
事業は長期化しているため、早期完了が求められる。議員からは「インフラ整備と合わせた進捗が必要である」との意見が挙がり、行政は「各部局との連携を強化し、迅速な解決策を模索している」と回答した。
次に、広栄自治会内の下水道整備についても検討がなされ、急斜面による自然流下の難しさを指摘する声が聞かれた。上下水道部長は「マンホールポンプを利用した整備が望ましい」と述べ、住民からの要望に基づく対応が必要であると強調した。
さらに、地上デジタル放送における電波障害の改善についても進捗が報告された。計画は進行中であり、今後も地域住民を巻き込んだ活動が必要である。
自治会加入促進に関しては、広報活動や地域イベントの活用が提案され、市民の意識を高める取り組みが行われている。市民部長は、「多くの人々が地域活動に参加することで、コミュニティをより強固にしていきたい」と述べた。
また、「てだこまつり」についても、開催地の変更や新たな運営方法の検討が求められており、安全対策が最優先されていることが確認された。市側は新しい会場であっても、来場者の安全を最優先にしつつ、楽しめる祭りを運営する意気込みを示した。
この他、EVスタンドの設置や、クリーン・グリーン・グレイシャス運動についても進捗が報告され、全体として地域の発展への強い関心が感じられた。