令和2年12月18日、浦添市議会定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
この日の議会では、議案第76号から第110号まで多岐にわたって議題に上った。
特に、令和2年度浦添市国民健康保険特別会計補正予算について、見込みより多く146件の減免申請があったことが議論された。福祉委員長の比嘉武宏氏は、コロナウイルス影響による収入減少の事情を詳述した。また、執行部の報告によれば、今回は2,468万9,900円の補正が要求された。採決は全会一致により可決された。
また、議案第77号の浦添都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算も審議された。下地惠典建設委員長は進捗状況を報告し、特に浦添南第一地区の進捗率について、令和元年度末で78.2%と説明し、委員より事業の進捗がスムーズであるとの印象を受けた。
さらに、議案第78号の浦添市介護保険特別会計補正予算についても審議が行われ、コロナウイルスの影響による地域医療介護の遅れが指摘された。採決は全会一致で可決された。
一方、米軍基地に由来する汚染水の問題は、本市における住環境への不安を引き起こす重要な課題として浮上した。有機フッ素化合物(PFA)への懸念が高まっている。
この中で、平和と市民の安全を守るための議員提出議案も含め、各議員の意見が活発に交わされた。特に強調されたのは、在沖米軍による相次ぐ事件の深刻性であり、米軍関係者の管理体制の見直しが求められた。
また、こども医療費助成制度や少人数学級など、一部の施策に対する意見書も提案され、保護者や市民からの要望も強く反映されることになった。このように、議会は多くの重要な問題に対応し、よりよい浦添市を目指した議論が行われる場であることを再確認させられる形となった。