第209回浦添市議会定例会では、災害時の避難路やインフラ整備に関する重要な問題が多方から議論された。
その中でも特に注目を集めたのは、儀間光秀議員が提出した災害時における避難路についてだ。彼は、「西洲地域は仕事に従事する約4,000人がいる。この人々の命を守るために、早急に避難路を確保する必要がある」と強調した。市長の松本哲治氏は、現在の避難経路の問題点について報告し、新たな避難路確保に向けた取り組みについて述べた。この避難路に関連して、キャンプ・キンザーのゲート開放や緊急情報の迅速提供などに関する要望も上がった。
次に焦点を当てられたのは、内間9号線の道路拡幅工事。市長は、「工事は予定通り進行中で、令和8年度の事業完了を目指す」と述べて工事進捗を報告した。また、地域住民の安全を優先しており、随時進捗状況を公表するとした。
また、公園遊具の改修についても活発な議論が行われた。議員たちは、「市内の遊具が60%使用できない状況の解消に向けて、市の予算確保に力を入れる必要がある」と指摘した。さらに、防犯灯設置の重要性が認識され、担当部長は新設候補地の調査を進めると報告した。
最後に、再犯防止推進計画についても言及された。松本市長は「すべての人が地域で孤立せずに生きていくために、支援体制を強化していく」と決意を表明した。地域密着の取り組みが必要であるとの意見が共通しており、今後の進展が期待される。