第201回浦添市議会定例会は、令和4年6月20日午前10時に浦添市議会議事堂にて開かれ、会期の延長や、一般質問が議論された。
最初の議題である会期の延長に関して、比嘉克政議長は、「今定例会の会期は6月27日までだったが、議事の都合により、6月28日まで延長することに決定した」と述べた。
次に一般質問では、當間左知子議員が就学前教育と保育行政について質問を行った。具体的には、6月1日の教育・保育施設の年齢別定員について、待機児童の問題、保育士の処遇改善について言及した。
保育士の処遇改善に関しては、松本哲治市長が「令和4年2月から実施された保育士処遇改善臨時特例事業により、職種ごとの賃金改善が行われ、実績が確認されている」として、一定の成果を強調した。
次に、當間左知子議員は地域子ども・子育て支援事業について質問し、放課後児童健全育成事業の基準について説明が行われた。こども未来部長の与那覇純子氏は、「放課後児童支援員を配置する基準や、質の向上につながる取り組みについて説明を行った」と返答した。
浦添総合病院の移転問題についても議論され、當間左知子議員が交通量調査の重要性を指摘した。当該部長の仲西信雄氏は「交通量調査は令和2年11月に実施しており、具体的なデータを基に今後の方針を検討する」と回答した。
続いて、護得久朝文議員は6月23日の慰霊の日に関し、沖縄全戦没者に対する追悼式が行われることに触れ、平和への願いを語った。
また、護得久議員は浦添南第二地区の土地区画整理事業について、事業費や進捗状況についても具体的に質問した。参事の真栄城守邦氏は「事業費297億円、進捗率67.4%を見込んでいる」と報告し、今後のスケジュールとともに地域への影響を強調した。
さらに、再犯防止についての取り組みや、ボランティア活動の支援状況についても確認され、特に福祉の重要性が再認識された。松本市長は、「社会を明るくする運動に協力し、再犯防止策を強化していく」と強調した。
この数時間に及ぶ議論を通じて、浦添市は、子供や高齢者、地域住民への幅広い支援や事業推進の中で、持続可能な発展を目指す姿勢を示した。