第209回浦添市議会臨時会が令和5年7月21日、浦添市議会議事堂で開催された。
会議では、主に議案第45号の教育委員会委員の任命と議案第46号の工事請負契約について議論が行われた。
また、沖縄県後期高齢者医療広域連合議会議員の選出や議会運営委員会委員の選任も行われた。
特に多くの注目を集めたのが教育委員会委員の任命に関する議案である。この議案では、銘苅健氏が教育長に就任後、教育委員会の委員が不足したため、東健策氏を任命することが提案された。提案を受けた比嘉克也総務部長は、任期は本日から開始し、令和7年4月19日までとなると説明した。これに対し又吉健太郎議員は、任期の明示が重要だと述べ、意見を求められた。総務部長は「議会の同意が得られれば本日からの任期となる」と返答した。
次の議案、工事請負契約の締結についても重要な議論を呼び起こした。仲西信雄都市建設部長は、浦添市陸上競技場観覧席解体工事の契約について提案した。この工事の契約金額は2億1,285万円で、契約相手は株式会社大城組であることが明らかになった。工事は令和6年6月28日までの予定で、市民施設の利用制限が生じる可能性があるとのことだ。
また、工事に伴う利用制限については、又吉健太郎議員が懸念を示した。特に、障害者の方々への影響や安全対策が優先されるべきとの意見が多かった。総務部長は、「工事の進捗を見ながら、利用範囲の緩和も検討していく」とコメントした。議論の中でほかの議員も参加し、利用者からの不安に真摯に向き合う必要性を強調した。
最後に、沖縄県後期高齢者医療広域連合議会議員の選出が行われ、又吉正信議員が選ばれた。』『