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浦添市議会、令和3年度予算525億円を決定

令和3年浦添市議会定例会にて、525億円の予算が提案され、新たな施策や人権擁護の取り組みが強調された。
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令和3年2月24日、浦添市議会第196回定例会が開会された。

この定例会では、議会運営に関する重要な議題が次々と取り上げられ、松本哲治市長は令和3年度の市政運営に対する所信表明を行った。市長は、コロナ禍において社会は委縮し、生活や経済活動が厳しい状況にあることを指摘し、その中で医療従事者への感謝を表明した。市長が八年前に掲げた「浦添リニューアル」の理念を引き続き推進することを強調し、今後も「誰も置き去りにしないまち」の実現に向けた方針を示した。

また、令和3年度の当初予算では、一般会計525億円、特別会計222億円、企業会計83億円と、過去最高の金額が提案された。財務部長の比嘉克也氏は、この予算編成を通じて地域経済の回復と市民の生活支援の充実を目指すと述べた。特に、コロナ禍から市民の命を守るための支援策や、各公共施設での感染症対策の強化が優先事項とされている。

今後の課題としては、軍港移設問題や地域経済の再生、デジタル化による社会基盤の整備が挙げられた。松本市長は、選挙中の争点となった軍港移設についても触れ、「県全体の基地負担軽減を考慮し、環境保護に努めながら課題解決に向けて取り組む」と明言。地域経済については、コロナ禍で影響を受けた観光業や商業の振興を目指し、新しい生活様式に合った形での観光誘客を図る方針を示した。教育部長の仲間陽子氏は、福祉施策の観点からも子育て支援政策の強化が必要であるとし、児童福祉の充実に向けた取り組みを説明した。

議案審議では、26件の議案が一括提案され、予算案や人事委員会の設置に関する法案も含まれており、採決は円滑に進む見通しであるとされている。具体的な予算の内訳についても、例えば国民健康保険予算が前年より減少する見込みで、これは被保険者数の減少が主な要因である。

このように、第196回浦添市議会定例会では、松本市長が掲げる「沖縄一優しい福祉のまち」とのビジョンが再確認され、市民の生活向上を目指す多岐にわたる施策が話し合われた。市政の進展に向けた重要なスタートを切ったといえそうだ。

議会開催日
議会名令和3年3月浦添市議会定例会
議事録
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