令和2年7月29日、浦添市議会は第197回臨時会を開会した。
主な議題には、令和2年度浦添市一般会計補正予算や、在沖米軍に対する新型コロナウイルス感染防止対策に関する意見書、決議が挙げられた。
まず、議案第49号の補正予算について、石原 正常財務部長は「歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億2,493万6,000円を加え、616億5,683万2,000円となる」と説明し、なお予算の主な内容はGIGAスクール事業に充当されると述べた。
続いて、比嘉 武宏議員は「在沖米軍に関する新たな感染者の拡大を受け、意見書と決議を提出した」と説明。
このことについて意見書は、感染者数や行動履歴の開示、基地内の隔離管理、新型コロナウイルスの検査の実施、日米地位協定の改定などを求めた。
また、議案提出者として名を連ねた上江洲 徹也議員は、「市民の安全を護るためには、軍関係者の感染者に関する具体情報の開示が必要」と強調した。市民の不安を解消するために、今回の意見書や決議は大きな意味を持つ。
討論で、意見書、決議の両案は可決し、次いで石原正常財務部長は、補正予算の策定にあたり、学校環境の整備が主な目的であると触れた。
議案第49号については、保守管理や通信費についても今後検討を行うなど、市としてはしっかりとしたサポート体制を整えていく意向を示している。