令和4年2月22日に行われた議会では、各委員会に付託された新規受理陳情が報告された。
確認された陳情の中で最も注目すべきは、母が中国で不法に逮捕されている件に関する要望である。提出者である毛嘉萍氏の兄弟は、早期にその問題が解決されることを願っており、総務委員会に付託された。また、事業系ごみ収集に関する陳情が相次いで提出され、特に文教委員会に4件が集中した。割烹ちばなの代表知花一史氏や、株式会社タカダの高田聡氏からの陳情があった。
さらに、放課後児童支援員の処遇改善を求める陳情が福祉委員会に付託され、浦添市の学童保育連絡協議会の具志憲人会長が要望を行った。これにより、都市部での子ども支援体制の強化が期待されている。選択的夫婦別姓の法制化を求める陳情も寄せられ、沖縄市の砂川智江氏による意見書の提出が求められた。
また、沖縄県内のブライダル業界に対する助成措置を求める陳情は、経済的な支援の必要性を示しており、一般社団法人沖縄ローカルウェディング協会の廣田剛氏が要請を行った。当山小学校の通学路における交通渋滞問題も、地域住民の声を受けて文教委員会に付託された。住民の代表である神山高成氏と仲程八十一氏が、この問題解決を強く求めている。
これらの陳情は、各委員会で審議を進められる予定であり、それぞれの要望がどのように受け入れられるのか、今後の動向が注目される。市民の生活や安全に関わる重要な案件が多く含まれ、地域密着型の政策決定が求められている。