浦添市議会の開催により、様々な議題が討議され、地域の課題解決への取り組みが示された。
特にしまくとぅばの利用促進が強調され、教育現場におけるウチナーグチの導入が進められている。市内の小中学校では、道徳教育やクラブ活動を通じて、児童が沖縄文化に触れる機会を増やしている。教育委員会では地域の伝統文化を尊重し、次世代に伝える努力が続けられていることが報告された。
また、公園や学校の遊具に関して、新型コロナウイルス感染症の影響もあったが、現在は日常的な点検と修繕が行われ、利用者の安全が確保されている。例えば、公園の遊具は定期的に専門技術者による点検が行われ、年々の安全確保に努めているという。特に、昨年度には8基の遊具が修繕、10基が撤去され、迅速な対応が求められている。
次に、浦添市と中国泉州市との交流事業が話題に上り、オンラインを通じた児童間交流が進行中であることが報告された。今後、また直接訪問する機会を持ち、国際理解を深めることが期待されている。
さらに、世界のウチナーンチュ大会への参加に向けた準備も進められており、地域の文化や特性を活かしたイベントが企画されている。特に、南米移住者子弟研修生が受け入れられ、交流の場が設けられることによる相互理解が期待されている。これを通じて、浦添の国際性がさらに強化される模様である。
最後に、信号機設置に関する要請についても議論がなされ、交通量調査が進められることが確認された。市民の安全を考慮し、交通の便を改善するための方向性が定められている。これらの取り組みを通じて、浦添市は地域の特色を活かすとともに、住民の生活に密接に関与する施策の推進を続けるとともに、未来への道筋を描いていく考えが示された。