令和6年3月1日、浦添市議会第208回定例会が開かれ、複数の一般質問が議員から提出された。
仲間烈議員は、漆の里である石川県輪島市との文化交流に関連する事業について言及した。最近、浦添市美術館で開催される展覧会が輪島の漆を紹介するもので、多くの市民に訪れてもらいたいと強調した。
そして、待機児童問題にも触れ、令和6年度の受け入れ状況や現在の内定者数を挙げ、入所待ちの評価について尋ねた。これに対して、与那覇純子こども未来部長は、内定者数が4,795人で、322人の保留者がいると報告した。また、国の政策に準じた児童手当拡充にも期待を寄せ、適切な施行を求めた。現行の制度に加えて、所得制限の撤廃や、支給額の増加に言及し、一貫した支援の必要性が示された。
電子図書館については、高江洲幸子教育部長が現状を答弁し、タブレット配布が進行中であること、また利用状況が良好であると報告した。さらに、今後もイベントを開催し、利用の促進に努めていく方針が伝えられた。
加えて、前田小学校のトイレ洋式化問題についての指摘もあり、その進捗や必要性が再踏され、教育部としても改善への取り組みを誓った。
その後、温室効果ガス削減に向けた自然冷媒ガス導入については、嘉味田朝財務部長が市場のニーズや現行のフロンガス使用について懸念を示しつつ、慎重な方針で検討を続ける意向を表明した。相当数の議員からの質疑により、本市の環境保護への姿勢が強調された。