令和4年3月7日に開催された浦添市議会定例会では、重要な議題がいくつか取り上げられました。市長の松本哲治氏は、新クリーンセンターの整備が急務であると指摘しました。
新クリーンセンターは昭和58年に稼働したもので、老朽化が進んでいます。
そのため、安定したごみ処理サービスを提供するためには、早急な整備が必要とのことです。新センターは、周辺の中城村と北中城村からも廃棄物を受け入れ、共同で整備する事になっています。建設に向けては、環境アセスメントや発注作業が進められており、令和11年度の供用開始を目指しています。
次に、真栄城玄誠議員からは、牧港補給地区の跡地利用計画の進捗状況について質問がありました。宮城剛企画部西部開発局長は、プロポーザル方式による受託候補者の選定が完了し、業務契約を締結したと報告しました。特に地域住民や専門家の意見を反映させる推進委員会や協議会の設置が重要であり、今後の計画策定作業が必要になるとのことです。
また、新型コロナウイルス対策に従事する職員についても言及がありました。比嘉克政議長は、国の保育士等処遇改善臨時特例交付金を活用し、給与が引き上げられたことを強調しました。
浦添市社会福祉協議会の運営について質問した高江洲福祉健康部長は、地域福祉の推進に行政との協力が不可欠であり、運営上の課題に対してより一層の連携を進める必要性を訴えました。
内間市営住宅の街路樹剪定に関しても質問があり、下地輝史都市建設部長は市民の安全性や景観を考えた適切な維持管理の重要性を述べました。これらの議論は、浦添市民の生活環境向上に繋がる重要な施策として位置づけられています。市はこれらの問題に対し、住民の意見を反映しながらしっかりと取り組んでいく姿勢を示しました。