令和5年12月7日、浦添市議会は第207回定例会を開催し、主要課題について議論した。
特に、浦添南第一地区の土地区画整理事業が大きな焦点となった。進捗状況は事業費ベースで81.1%に達する見込みだが、宅地造成工事は約35%残っている。
真栄城守邦都市建設部参事は、来年度の予算に1人の職員増を見込んでおり、早急な事業進行が求められると説明した。特に予算は去年に比べ増額し、重要な事業として市が優先していることを強調した。
また、待機児童の現状についても言及され、令和5年10月1日現在の待機児童数は73人、入所待ち児童は489人である。これに対して、与那覇純子こども未来部長は、来年度の受付状況を見込み、引き続き施設整備を進めていくとした。
さらに、学童の指定管理者制度についても進捗が報告された。教育委員会は63か所の学童クラブへの支援を行い、現在69人の外部指導者を活用している。これは各中学校の部活動においても必要な指導を実施できるようにという意義がある。
一般質問では、沖縄電力野球部の都市対抗野球大会応援の必要性が強調され、松本哲治市長は、市の観点からもこれを積極的に支援する意向を示した。
また、浦添グスク及び浦添ようどれの世界遺産登録に向けての取り組みも話し合われ、教育長は「記録や発掘を進め、その価値を高めるための努めが必要」と発言した。