11月29日の会議では、新たに受理された陳情について報告がなされた。
これまでの陳情と合わせて、合計5件の新規陳情が紹介された。特に注目すべきは、香港の「自由」と「民主主義」を求める陳情である。幸福実現党沖縄県本部の代表である中山進氏は、政府に対して行動を求める内容を詳細に説明した。
また、浦添市の西海岸開発計画についての要請も話題に上った。浦添商工会議所の会頭、西村聡氏は、早期実現を希望する意向を示した。これに対し、総務委員会がどのような議論を重ねるかが注目される。
さらに、若年がん患者の在宅療養支援を求める要請書も受け付けられ、福祉部門での取り扱いが決定された。離島のがん患者支援を考える「ゆうかぎの会」の一同が提出した書類からは、多くの支援が求められていることが伺われる。特に、がん患者が直面する在宅療養の現実に目を向けた意義深い提言である。
文教委員会は、浦添市の「性の多様性を尊重する社会を実現するための条例」の制定に関して慎重な対応を求める陳情についても議論を予定している。提出者の仲西郁子氏は、この条例の制定に懸念を示し、今後の進展が注視されることとなっている。