令和6年6月13日、浦添市議会定例会(第209回)が、午前10時に議事堂で開催された。
本日は、様々な議題が議論され、その中でも特に「那覇港湾施設移設に係るてだこの都市・浦添の振興に関する協議会」に関する発言が目立った。自民党・第4てだこ会の具志堅興一議員は、約10年ぶりに協議会が開催された経緯について言及した。松本哲治市長は那覇港湾施設の移設受け入れを表明した平成13年以降、浦添市の振興のため具体的進展が求められていると述べた。協議会の名称も影響を与え、市の期待に応える形で「浦添の振興に関する協議会」とすることで合意したという。
また、浦添市内の公園遊具の現状についても問題視された。川崎淳都市建設部参事は、公園遊具207基のうち、約58%である120基が使用禁止状態であることを指摘した。市民の安全を確保するために、今後順次更新や撤去を行う方針を明示した。このような状況に対し、議員からは迅速な対応が求められた。
さらに、学校給食費の無償化についても討議された。教育長は、給食費の支援方針を国から受け、県の補助がスタートする予定であることを強調した。ただし、給食費が無償化されるのは中学生に限られるため、親たちからは小学生への拡大を求める声が高まっていると述べられた。この件に関し、松本市長は可能な限り早急に進めていく意向を示した。
これに対し、市民からはファミリー層の負担軽減が求められ、学校給食の無料化を望む声が相次いでいる。一方で、教育委員会はトイレの洋式化など、施設のバリアフリー化にも力を入れる考えを表明した。
今後の課題として、特に公園遊具の補修や学校施設の整備を優先しつつ、議員からのいくつかの提案を通じて、市民の期待に応えるべく、正確な情報提供と迅速な改善行動が求められる状況である。議会は休憩を挟みつつ、これらについて米海兵隊施設跡地利用計画やその周辺における公共事業の進捗にも触れ、決議案の協議を進める意向である。