令和3年9月29日、浦添市議会は第198回定例会の第8日目を迎え、様々な議案が審議された。特に、健康・福祉関連の補正予算が占める重要な位置が強調された。
第一の議案として、令和3年度浦添市国民健康保険特別会計補正予算が提出された。この補正予算では、歳入歳出それぞれに3682万8千円の追加が行われ、歳入予算の総額は124億568万8千円となる見込みである。福祉委員長の下地秀男氏はこの詳細に関し、定期人事異動による職員給与費の増加が背景にあると説明した。
続いて審議された令和3年度浦添都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算は、公共施設の整備進捗と関連し、事業全体の進行率を報告した。護得久朝文建設委員長は、重要な整備率の見通しを示し、関係者からは実施状況のリアルタイムな監視を求める質疑があった。
次に、介護保険特別会計の補正予算では、地域医療の確保に向けた課題が指摘された。下地秀男福祉委員長は、市の福祉総務課や健康課と連携し、地域に根ざしたサービス向上を目指す必要性が強調された。
市議会では、さらなる審議の中、米軍機騒音問題や日本政府への税制改正に関する意見書も提案された。又吉謙一議員は、米軍機の騒音が地域住民の生活に与える影響について深い懸念を示し、規制強化を求める声が上がった。議会は、賛同の意向をまとめ、意見書に挙げた。
なお、米軍普天間飛行場からの先月の部品落下事故に対する抗議決議も遂行された。市民の安全を守る立場から、事故の再発防止を求める内容であり、波紋が広がることが予想される。
この日の議事は閉会に向かい、議案がすべて可決された。同時に、様々な問題に対処するための意見書や陳情も提出されたことで、今後の浦添市の政策実行が注視されている。