令和4年12月9日、浦添市議会において定例会が開催された。議員たちは、特に児童虐待の現状と対策について強く意見を述べた。
児童虐待については、のべ294件が報告され、特に子供の心理的虐待が増加している。具体的に、令和3年度の心理的虐待は57件、身体的虐待が29件、そんな事例に基づき、松本哲治市長は「児童虐待防止の啓発活動が重要である」と訴え、各種キャンペーンを強化する方針を示した。
ゼロ歳児、1歳児のケアも重要な課題であり、待機児童数が依然として多く、240人のゼロ歳児と129人の1歳児が入所待ちの状況である。この問題の解決には保育士不足が影響しており、与那覇純子こども未来部長は「保育士確保に努める」との意向を述べた。
また、子育て世代包括支援センター「うららん」についても、妊産婦や乳幼児に対して包括的支援を行い、関係機関と連携して必要な情報を提供する役割を担っている。ここでの支援が更に効果的に行われることが求められている。
新浦添市民体育館の建設も進んでおり、交通と安全の確保が議題に上がった。駐車スペースの制約に関しては慎重な検討が必要とされ、関係者からの意見が求められた。駐車場問題は利用者にとって重要であり、具体的な対応策が急がれる。
最後に、デジタル行政の促進についても話し合われ、特に予約システムの効率化が期待されている。市民が利便性を感じられる取り組みとして、他市との差別化が求められている。