令和4年12月1日、浦添市議会は第203回定例会を招集し、重要な議案を審議した。
本定例会では、北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する意見書と抗議決議が提案され、高い関心を集めた。これに対し、提案者の仲程淳也議員は「北朝鮮は既に30回を超えてミサイルを発射し、周辺地域の安全保障を脅かしている」と強調した。
議員提出議案第6号は「北朝鮮の弾道ミサイル及び巡航ミサイル発射に関して強く抗議し、断固たる対処を求める意見書」である。議案第7号の抗議決議も同様の内容を持ち、これらは国際社会に向けたメッセージとなった。
比嘉克政議長は、「こうした行為は断じて容認できず、我々は市民の安全を守るため、強力な外交を求める」と述べ、両議案は委員会への付託を省略し、すぐに採決にかけられた。
結果、議員提出議案第6号は承認され、続いて第7号も同様に可決された。これにより、浦添市議会としての強い立場を示し、国に対する要請としての意義が増した。
他にも、浦添市の一般会計補正予算についても審議され、松本哲治市長は、「今回の補正は、歳入に9億4,692万円を追加し、予算全体の総額を577億3,407万円に引き上げる」と説明した。これにより、特に障害者支援、教育分野での予算増が見込まれており、市民へのより良いサービス提供に貢献することが期待されている。
また、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計についても補正が行われ、特に介護保険については、高齢化が進む中での重要な施策として議論が交わされた。