令和5年6月30日、浦添市議会の第205回定例会が開かれ、副議長の辞職が認められた。これに伴い、副議長の選挙が行われ、仲程淳也議員が選出され、新たに副議長の任に就くこととなった。
副議長辞職の件について、議長の比嘉克政氏は、濱崎早人議員の辞職願を報告し、議会内での議決により許可された。辞職に際し、議場からの拍手が響き、議員の間でも感謝の意が表されていた。
続いて行われた選挙では、出席議員数は27人で、仲程淳也議員が21票、金城大輔議員が4票を獲得し、当選が決まった。仲程副議長は、「市民のために頑張っていきたい」と、新たな役職への抱負を述べた。
議案の審議も行われ、議案第37号の「浦添市市税条例の一部を改正する条例」が全会一致で可決。これは森林環境税の導入や、扶養控除の簡素化を見込んだ改正である。
また、議案第38号として、「浦添市行政手続における特定の個人を識別するための条例の一部を改正する条例」も全会一致で可決された。議案審議では、障がい福祉に関する医療費助成の具体的な項目が議題に挙げられ、市民生活の質を向上させる内容が示された。
さらに、議案第39号「浦添市建築確認申請等手数料条例の一部を改正する条例」では、エネルギー性能向上を目的とした特例制度の新設についても議論が展開された。議案はすべて可決され、今後の市政に影響を与える重要な決定となった。
このほかにも、福祉と文教に関する議案や、消防ポンプ自動車、学校ICT機器の取得に関する提案も満場一致で承認された。これにより、市政の透明性と市民サービスの向上が期待されている。
最終的に、議会は、閉会中の継続審査が必要な事件についても合意し、今後も市民の意見を反映した議会運営が求められることが示された。