令和2年度糸満市議会第3回定例会が6月10日に開会しました。
出席議員20人、欠席は1人であった。冒頭、議長(大田守氏)は、会期を6月29日までの20日間と決定したと発表しました。
本会議では、令和2年度糸満市一般会計補正予算についての議案が提出されました。
市長(上原昭氏)は、補正予算額が6億9,744万円であり、歳入歳出予算額が359億9,932万円に増加すると説明しました。この補正予算には、観光防災力強化や新型コロナウイルス感染症対策に関連する事業が含まれています。
また、議案第52号として、情報通信の技術利用に関する条例を改正する議案についても提案されました。これは、行政手続の利便性向上を目指すものだとしています。
議案第53号は、後期高齢者医療に関する条例改正であり、新型コロナウイルスの影響を受けた被保険者への傷病手当金支給に関する申請事務を追加することが目的とされています。
さらに、議案第54号は介護保険条例の改正で、収入減少に関する保険料の減免規定を整備する内容となっています。これは、今の状況に応じた制度の柔軟性を求める声を反映したものです。
特に注目すべきは、議案第55号での災害対応特殊屈折はしご付き消防ポンプ自動車の購入提案です。こちらの取得は、契約金額が2,000万円以上に達するため、議会の承認が求められています。
また、質疑の際、報告第2号から報告第7号までの繰越明許費繰越計算書に関する質疑が行われ、これに関する詳細が説明されており、今後の対応が着実に進められるとの見解が示されました。
最後に、糸満市土地開発公社の経営状況報告も行われ、委員会への付託が決定されました。市民生活を支援するための新型コロナウイルス関連の陳情書についても議論され、引き続きその内容を検討していくことが確認されました。