令和4年第6回糸満市議会定例会が開催された。会議では、議案第65号から第69号までの予算補正案が審議されたほか、選挙管理委員の選挙も行われた。
まず、議案第65号に関しては、浦崎暁議員が委員長として報告を行った。令和4年度糸満市介護保険特別会計補正予算は、歳入歳出それぞれ1億1,170万7,000円の追加が盛り込まれ、全会一致で可決された。
次に、議案第69号に関する金城敦議員の委員長報告では、令和4年度糸満市農業集落排水事業特別会計補正予算が歳入歳出で2,446万3,000円追加されることが述べられた。こちらも審査の結果全会一致で可決された。
最も注目されたのは議案第62号、令和4年度糸満市一般会計補正予算であった。この議案に関して、玉城哲郎議員が委員長報告を行い、歳入歳出予算に8,952万5,000円の追加を提案した。主な内容には、個人情報保護法の改正に伴う措置や学校給食センター等の整備計画が含まれていた。
殊に、教育環境の整備に焦点が当てられた。特に学校給食センターに関しては、玉城議員が説明したが、計画が進む中でさまざまな課題が浮上してきた。特に場所の問題に関して、市民や議員からの質疑が相次いだ。
「計画が既に立てられたが、周辺環境の変化や課題があり、地質調査の結果でも問題がある。」といった声が聞かれた。藤原議員も、「教育委員会が定めた基本計画の見直しを行う必要がある。」と強調し、早期建設の必要性を訴えた。
一方で、金城悟議員からは修正案が提出され、558万8,000円の削減を提案された。しかし、この修正案に対しては494万5,000円相当の無駄遣いになるとの意見が多く聞かれ、最終的には原案が可決された。
また、選挙管理委員の選挙も同時に行われ、慶留間清榮氏が当選した。これにより、新たに選ばれた選挙委員たちが今後の選挙管理を手掛けることとなる。