令和3年第10回糸満市議会定例会が12月8日に開催された。
出席議員21名が意見を交わした。議会運営委員会の答申に従い、会期は12月24日までの17日間に決定した。議長の金城寛氏は、開会に際し全議員に感謝の意を表明した。
この定例会では、さまざまな議案が提出された。その一つ、議案第95号では、令和3年度糸満市一般会計補正予算について説明が行われた。歳入歳出のそれぞれに対し11億1,553万円を追加すると市長の當銘真栄氏は述べた。
他にも、国民健康保険と介護保険の特別会計補正予算が議題に上がった。議案第96号では、国民健康保険事業特別会計補正予算が6億4,397万円の追加が計画されており、予算の総額は81億9,914万円となる。
また、重要な議案として紹介されたのは「糸満市子どもを虐待から守る条例の制定について」。この条例案は、子供を虐待から守る基本理念を明確にし、子供の安全と健やかな成長を促進することを目的に掲げている。
さらに、議案第104号では、糸満市手数料徴収条例の改正について議論を交わされた。この改正は、介護サービスに関する申請手数料を徴収するためのものである。市長は、「市の財政基盤を維持するため、重要な改正である」との見解を示した。
他にも多くの陳情が出され、特に教育に関する意見書採択を求める陳情が重要視されている。多くの議員が、子供たちの学びの権利を保障するための措置を求めている姿勢を見せた。
この日の議会では、さまざまな問題に対し積極的な議論が展開された。市民生活に密接に関係する現行の条例や予算の修正について慎重な審議が行われ、市民に向けたより良い施策が求められている。