令和4年第6回糸満市議会定例会が9月16日に開かれ、議員21名が出席した。
一般質問では多くの重要な議題が取り上げられ、特に世界のウチナーンチュ大会が注目された。金城敏議員は、「糸満市で行われる歓迎、受入れイベントについて」質問し、市長の當銘真栄氏は、県外や国外からの参加者を対象にした市内バスツアーと大規模な歓迎の夕べが予定されていると発表した。
また、福祉行政に関する質疑では、市内保育園での「お弁当の日」の統一実施の可能性が議論された。新垣政喜氏、こども未来部長は、「各園の理由を理解しつつ改善に向けて協議を進める」と述べた。
教育行政についても重要な議論が展開された。特に高嶺小学校校舎建設が焦点となり、入札不調の原因や今後の計画について市から説明が行われた。特に、入札の二度の不調について、総務部長の福元信美氏は、設計金額と市場の状況の乖離が要因であると指摘し、今後は市場のニーズに柔軟に対応して行きたいとした。
スポーツ行政の流れでは、西崎陸上競技場の照明設備不足とその影響が問題視された。金城敏議員から「3年間点灯しない状態が続いているが、対策はあるか」との問いがあったのに対し、建設部長が「令和5年度中に修繕計画を見直し、整備に向けて進めていく」と答弁した。
最後に、地方創生臨時交付金の活用についても言及され、経済部長は新型コロナ禍で影響を受けた事業者への支援が重要であり、今後の具体化に向けた計画が進行中であると報告した。