令和3年第4回糸満市議会定例会が開催され、重要な議案が討議された。
市名誉市民の選定に関する3件の議案は、全員賛成で可決された。
議長の大田守氏が議案を一つ一つ取り上げ、異議の有無を確認した結果、全員の賛同が得られた。
市の名誉市民選定は、市民に対する重要な意義を持ち、長年の功績を称えるものである。
続いて、令和3年度の一般会計補正予算が取り上げられた。
この補正予算は、地域の各事業に対する追加計上がなされ、その総額は約3億5,312万円に達している。
特に注目されるのは、低所得子育て世帯への特別給付金で、646万5,000円の支出が予定されている。
金城寛氏は、「この施策は新型コロナウイルス感染症による影響に対する貴重な支援である」と強調した。
また、運動公園機能強化事業も大きな議論を呼び、国吉武光氏は「予算計上には行き当たりばったりの部分が見られ、その点の改善が必要である」と指摘した。
賛成意見として、玉城安男氏は「プロ野球キャンプ誘致は地域活性化に重要であり、早急に実行すべき」と訴えた。
続いて行われた議案第69号「西崎小学校屋内運動場大規模改造工事について」も審議に上がった。
市長の當銘真栄氏が提案理由として、計画立案の必要性と予算面の整合性を確認し、議会の同意を仰いだ。
この工事は、学校環境の整備と老朽化対策の一環として位置付けられている。
議会は提案に対し、質問と答弁が交わされ、今後の進行が見込まれる。
また、保育園や認定こども園の従事者に対する新型コロナウイルスワクチン接種の優先要望書も取り上げられた。
市のCOVID-19に対する対応により、各種施設の従事者に対する支援策として考慮されている。
今定例会は、本市のレベルアップに向けた重要な一歩となることが期待される。