令和4年1月14日に糸満市議会臨時会が開催された。
出席議員21人が集まり、様々な議題が討議された。議長の金城寛氏は会議を開会するにあたり、全議員の出席に感謝の意を表した。
会議の最初の議題「諸般の報告」では、市長の當銘真栄氏から、議案の送付が行われる旨が報告された。続いて会期の決定が行われ、会期は本日1日とすることが決定された。また、会議録の署名議員として前田潤議員と大田守議員が指名された。
次に、議案第1号「令和3年度糸満市一般会計補正予算(第10号)」についての提案理由が市長から説明された。この補正予算では、歳入歳出予算にそれぞれ約10億6,926万円を追加し、総額を342億8,110万円にするものである。主に、個人番号カード交付事務や住民税非課税世帯への特別給付金などが含まれている。
市長は、住民税非課税世帯等への臨時特別給付金を新型コロナウイルスの影響を考慮し、支援を強化する意図を示した。「家計急変世帯への給付は重要」と強調した。議案については、予算・決算特別委員会に付託されることが合意された。
さらに、玉城哲郎議員が予算・決算特別委員会からの報告を行い、議案第1号の主な内容について詳細に説明した。特に、ふるさと応援基金を通じて軽石被害対策事業に関連する資金の追加を明らかにした。この報告に対し、質疑が交わされ、当局も丁寧に回答した。市のマイナンバーカードの交付率についても質問があり、約31%とされ、改善の必要性が示唆された。
議案は、全会一致で原案のとおり可決された。議長は、今後整理が必要な条項や数字について、議長に委任することを提案し、これも異議なく可決された。全体として、今回の臨時会は住民支援に向けた予算補正が中心となり、円滑に議論が進行した。議会は午前11時49分に閉会した。