令和2年第6回糸満市議会定例会が、9月17日に行われた。議会には19名の議員が出席し、市長や関連部長が説明に参加した。会議では、新型コロナウイルス対策や地域の課題について活発な議論が交わされた。
まず、一般質問では、金城寛議員が新市長の市政運営について所見を述べた。當銘真栄市長は「市民目線で市政運営に努める」と強調し、特に新型コロナウイルス感染症対策や経済支援策に関して具体的な施策を明らかにした。金城議員は「特に地域の道路行政と雨水対策工事について、進捗状況を伺いたい」と問いかけ、当局からは今年度の施工状況と今後の計画についての詳細な説明があった。
また、次に金城議員が「感染症対策に伴う経済対策は重要だ」と指摘し、現在取組中の畜産農家支援策について議論が展開された。市長は畜産農家支援として、肉用子牛1頭当たりの助成金額を明示し、緊急対応型の雇用創出策についても説明した。
続いて、教育長の幸地政行氏は、新型コロナウイルスによる学校の臨時休校が及ぼした影響について報告。特に、学校再開後の生徒への学習支援体制を強化していく考えを述べ、学習支援員の配置についても言及した。