令和2年第6回糸満市議会定例会が、9月14日に開催された。
主な議題として、糸満市農業委員会委員の任命に関する議案が複数上程された。議長の大田守君が議案第76号から議案第86号までの各議案について討論を行うことを許可したところ、全ての案に対して「異議なし」の声が上がり、各議案は全会一致で同意される運びとなった。
特に、議案第88号の製造請負契約については、糸満市文化・平和・観光振興センターの展示製作に関する契約が提出された。この契約は、1億5,000万円以上の予定価格が設定され、議会の承認が必要とされる。委員からは地域の伝統文化を活かした展示に関する要望も出されており、地方文化の振興が期待されている。委員会において、全会一致で原案通り可決されることが決まった。
また、議案第90号では、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額についても審議された。これは、財物事故に関わるものであり、全国市長会学校災害賠償補償保険を基に対応することが説明された。この内容も総務委員会の審査を経て、全会一致で原案が可決された。
介護保険特別会計補正予算についても議論され、令和2年度糸満市捷(早い)に関する予算は、47億9,178万3,000円に引き上げられ、過誤納還付金が新たに計上されるものとなった。一般会計補正予算についても審議され、新型コロナ防止対策や地域振興に資する商品券事業の計上が含まれた。これら施策は、経済回復への取り組みの一環として重要視されている。
議会では、発言が続く中で、地域住民との意見交換も行われ、様々な視点からの意見が活発に出された。全ての議案が無事に可決された後、開会から約30分で会議は散会となった。