令和5年3月15日に開催された糸満市議会定例会では、重要な農業用水問題が議論された。
特に、武富ハイツの急傾斜地工事の進捗状況について確認が求められた。
市建設部長の上原斉氏は、地権者の同意が一部未取得であるとし、今後も粘り強く交渉を続けると説明した。
また、真栄里物流団地の事業進捗に関する報告もあり、環境影響評価を進めており、年度内に都市計画決定を目指すとのことだった。
また、農業用水の確保も重要な議題として取り上げられた。経済部長の大城司氏は、地下ダムと湧水の安定的な供給拡大に向けて努力を続ける方針を示した。
特に、地下ダムからの水の供給は、現時点で約2,000ヘクタールに及んでおり、農業用水の確保には重要な役割を果たす。この情報は議会内でも関心を持たれ、多くの議員が地方農業支援の必要性を強調した。
道路行政に関しても、交通安全問題が指摘され、交通量の多い道路における横断歩道の安全性向上が求められた。特に、糸満小学校近くの横断歩道ではカラー化を進めることが合意された。
市の交通量の調査も行われ、バスや大型車両の通行に支障が出ないように整備する計画が述べられた。
この他、県道と市道にかかる問題や地域の農業用水の状況が議論され、今後も継続して住民と協力しながら事業を進める意向が示された。
糸満市の持続可能な農業と市民の安全確保に向け、行政と市民の連携が不可欠であることが改めて確認された。