令和4年第2回糸満市議会定例会が開催され、議員からの一般質問が行われた。議員は、商工水産業の進展や福祉の強化、学校における手話教育の重要性など、幅広いテーマで質問を発表した。
中でも、12番の金城悟議員は、糸満漁港北地区に新設される高度衛生管理型荷捌施設の開設について期待を寄せ、これが市の水産業発展につながることを強調した。特に、"ウミンチュのまち糸満"の魅力を全国にアピールする機会とし、過去の全国豊かな海づくり大会に関しても言及した。
次に、福祉部長の金城満氏は、更生保護活動支援の要請について、予算編成方針に基づいた助成金についての認識を示した。彼は、当市の資源配分が厳しい状況にあることを説明し、他市の運営実態を調査した上で支援を検討すると述べた。また、特に保育士支援の急務性を訴える議員の質問に対し、彼は業務環境の整備が重要であると確認した。
また、教育長の幸地政行氏は、糸満市手話奉仕員養成講座について令和4年度の開催日程や具体的な取り組みを発表した。手話利用の普及促進が重視されており、教育現場での手話教育の提案もなされた。
議会では、西崎運動公園の芝管理の予算や水道料金に関する質問も上がり、専用の設備を導入する考えも検討されている。金城悟議員は、芝管理に使用する水源の見直しを求め、下水処理水や雨水の有効利用について提案した。特に、下水処理水が安全に管理され、利用可能であるかどうかを問いただした。その結果、下水処理水のポンプ運転の日に加入し使える関係を維持することについて言及があった。
最後に、議会では環境行政に関する質問もあり、ゴミ減量化推進や、手話の重要性へ市全体の取り組みを確認し合う機会ともなった。継続的な議論が市民に対し、より良いサービスを提供していく重要性を再確認する場となったといえる。議員は特に市民の声に耳を傾け、福祉や教育、環境問題の充実を願っている点は共通していた。今後の施策に期待が寄せられるところである。