令和3年6月22日、糸満市議会の定例会が開かれ、様々な議題が討議された。
市長の當銘真栄氏は、市民健康部長からの報告を受け、現在の新型コロナウイルスワクチン接種率を示した。1回目接種済みは4,513人、接種率は31.5%。
2回目接種は2,971人で20.7%となっている。市では高齢者の接種を7月末に完了する見込みとのこと。
新垣勇太議員は、運動公園・体育施設機能強化事業についての質問を行い、具体的な整備内容について市長からの回答を得た。施設整備計画には西崎球場の改修や新しい備品の導入が含まれる。
また、新垣議員からは今後、雨天ドームや雨天練習場の建設についても問い合わせがあり、市長は施設整備の必要性を強調した。
保育行政に関する質問も多く、建設中の保育園の進捗状況については、工事の中断があったが、年度内に完成させる計画が進んでいると説明された。
また、糸満市立認定こども園の在り方についても検討する委員会が設置され、議論が進められていると報告を受けている。
教育行政に関しては、西崎小学校の屋内運動場改造工事に伴い、体育館の利用が難しくなる問題について、他の体育施設を借用し対応する計画が示された。教育委員会与那覇正樹氏は、今後の対応について前向きな意見を述べた。
また、福祉行政については、放課後等デイサービスの日数の支給に関する質問があり、現在の基準について根拠を示しながら答えがあった。特に支給日数の増加が求められる中で、市の基準や判断が重要なポイントとなっている。
更には、市民の命を守る政策についても言及され、ワクチン接種に向けた準備状況が確認された。特に、接種体制の強化や、円滑な接種を目的にした取り組みが進行している。
最後に、糸満市海浜条例について、市の独自性や必要性を考慮し、慎重に議論を進める方針が表明された。これにより、今後の方針に期待が寄せられている。