令和元年第6回糸満市議会定例会が開催された。
本定例会では多くの重要な議案が審議され、それぞれの議案について詳細な説明が行われた。
特に注目されたのは、一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計補正予算に関する議案だ。
市長の上原昭氏は、議案第91号について説明を行い、歳入歳出予算がそれぞれ約313億円に達することを明らかにした。
近年の税収増加が反映され、個人市民税や法人市民税の増加が報告された。
市民税は約59億6,000万円に及び、個人の所得増加及び企業の収益向上がその要因とされた。
また、固定資産税についても新築家屋の増加が影響し、安定した市税収入が期待できると強調した。
一方、金城敦議員が指摘したように、税収の見込みと市民サービスの充実は常に両立すべき課題である。
これを受けて、総務部長の上原仁氏は、予算編成は慎重に行う方針であり、前年度のデータをもとに見積もりを行うと応じた。
さらに、議案第96号から第110号にかけて、各種条例の制定や改正案が提出され、特に会計年度任用職員制度に関連する議案が注目を集めた。
また、議員提出による適正飲酒の推進及び飲酒運転根絶に関する宣言決議も全会一致で採択された。
新垣安彦議員は、飲酒運転の検挙率が県内で最も高いことを懸念し、関係機関・団体と一体となった取り組みの重要性を訴えた。
今回の定例会では市民生活に直結する多くの重要な議案が審議されており、今後の推移が注目される。