糸満市議会定例会において、教育行政や福祉、環境問題についての議論が展開された。特に教育行政では、打ち出の「小中一貫教育」の導入が議員の質問によりクローズアップされた。議員の金城敦氏は、糸満市の小中一貫教育導入の進捗状況や期待する教育効果について詳細に質問を投げかけた。なお、教育長の安谷屋幸勇氏は、教育基盤の整備は令和5年度に予定されていると説明した。
さらに、観光農園について、金城敦氏が現在の運営状況と今後の取り組みを質問した。運営方針について市長の上原昭氏は、未活用の施設を活用し、コーヒー栽培を進める計画を述べた。特に、コーヒー栽培は最新の栽培技術に基づいて行われ、収益向上に寄与すると期待されている。
また、家族宿泊施設である民泊新法についても議論が行われた。金城敦氏は、教育民泊の規制緩和も求め、今後の動向に注目が集まる。
教育行政においては、クーラーの設置状況や、児童が快適に学習できる環境の整備に関する質問が上がった。既に多くの普通教室にはクーラーが設置され、教育環境の向上が図られているが、特別教室や教職員室の整備については今後の課題として残されている。 これに加え、通学路の安全点検結果を基に危険箇所の対応状況も考慮され、早急な対策が求められている。
福祉行政では、特に介護人材不足や生活保護の制度について議論が交わされた。世帯数が増加する中、職員の負担軽減を求める声が多く、地域住民にとっての福祉機能の強化が急務とされている。