令和5年第2回糸満市議会定例会が、2023年3月13日に開催され、議案の審査が行われた。主な議題には、国民健康保険や後期高齢者医療に関する予算が含まれている。特筆すべきは、令和4年度の補正予算案件の可決である。ここでは、委員長報告や質疑、討論などが一貫して進行され、全議案が全会一致で原案通り可決された。特に、議案第21号では、国民健康保険事業に199万7,000円が追加され、歳入歳出の総額は83億907万4,000円となった。特定健康診査事業の委託料が増額されたとのことだ。
また、議案第23号63では、後期高齢者医療の補正予算を1,836万2,000円を追加し、総額4億8,687万円の予算が確保された。この内容は、保険料負担金の確定に伴うものだという。
さらに、議案第22号や議案第24号、議案第25号についても一括して審査され、いずれも原案通りに可決される運びとなった。これらの案件では、飲食業や農業といった地域経済が重要視されている。
議案第47号、教育委員会教育長の任命についても審議が進められ、教育長の任命が求められている。市長の當銘真栄氏が提案した新任者、屋良朝俊氏に対する質疑が行われ、質疑は問題なく終了した。これにより、議会全体のスムーズな進行がうかがえる。
最後に「国道331号の拡幅及び歩道の整備について」の陳情が経済建設委員会に付託され、今後の進展が期待されている。既存の交通の利便性向上が課題とされており、期待される改善が多くの市民に影響を与えることが見込まれる。