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糸満市議会で市の社会支援と情報発信の方針を議論

糸満市議会は、子育て支援や社会的課題に関する議論を通じて、市民のニーズに対応する方針を取りまとめた。
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令和3年第10回糸満市議会定例会が開催され、市の情報発信や子育て支援事業についての議論が行われた。

平田健人議員(11番)の一般質問では、ソーシャルメディアの効果的な活用が議題に上がった。「糸満市では、公式LINEのフォロワーが2962名で、那覇市や浦添市と比べて相対的に少ない」と指摘した。企画開発部長の徳元弘明氏は、「情報提供の特性や役割を踏まえ、各種SNSの効果的活用を進めている」と述べた。

次に、平田議員が生理の貧困問題に言及した。教育長の幸地政行氏は、「ほとんどの小中学校で生理用品を配布しているが、アンケートの実施には慎重な検討が必要」と強調した。特に、トイレに生理用品を常備する案については設備や衛生面の問題が課題であると説明した。

子育て支援に関しても平田議員は質問を続け、「新型コロナウイルスの影響で困窮する子育て世帯への臨時特別給付金」を求めた。福祉部長の金城満氏は「対象は0歳から高校生までの子供を持つ世帯で、960万円以上の年収世帯を除く」と答え、詳細な支給内容を説明した。その中で、クーポンを導入する際のメリットやデメリットも加えられた。

他にも選挙の投票率向上を目指す施策が話題に上った。選挙管理委員会の山川国正氏は、「期日前投票所の増設については、他市の状況をみながら検討していく」とした。

また別の質問者、大城むつみ議員(1番)は、市道のカラー舗装について意見を述べ、「必要な場所に順次カラー舗装を行うべき」とし、今後の計画を求めた。市長の當銘真栄氏は、「学校周辺から整備を進める方針です」と回答した。

最後に、電磁波の影響に関する束里自治会からの陳情についても語られた。市民健康部長の島根辰也氏は、「鉄塔は九州管区警察局の所有であり、当局は改善策を検討中です」と述べた。

全体を通して、市議会は市民のニーズや問題解決に向けて積極的に取り組んでいることが確認された。

議会開催日
議会名令和3年第10回糸満市議会定例会
議事録
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