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糸満市、道路行政やラウンドアバウト設置を皮切りに安全対策強化へ

糸満市議会で道路行政や環状交差点について議論され、安全対策の強化を進める方針が確認された。
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令和元年第6回糸満市議会定例会が開催された。議題は多岐にわたり、重要な一般質問が行われた。

議員の金城寛氏は、まず道路行政についての質問を行い、特に県道那覇糸満線潮平入り口付近の冠水問題に焦点を当てた。この道路は市民の日常生活に密接に関わっており、雨時に問題が発生していた。金城氏は「本格的な対策工事が本年度から始まる」と述べ、工事の詳細について具体的な質問を投げかけた。水道部長の伊敷勝氏は、工事内容や規模、工期について詳細に説明した。工事は特殊工法を用いており、最初の取り組みは磁気探査から始まり、実施には時間がかかると強調した。

次に、環状交差点に関する金城氏の質問が続いた。糸満市では11月にラウンドアバウトサミットが開催されたことを受け、新たな交通の取り組みを進めている。市長の上原昭氏は、交差点の安全性を重視した改善策を講じる考えを示し、県や国との連携が進んでいることを明言した。この取り組みは地域住民の安全向上に寄与するものと期待されている。

さらに、安全・安心防災行政についての質問があり、潮平小学校での津波避難訓練の重要性が指摘された。教育長の安谷屋幸勇氏は、避難訓練の実施状況や今後の課題について説明し、住民の防災意識を高める取り組みが必要であると述べた。特に、「津波が発生した場合の避難経路や避難場所の見直し」が急務であると強調した。

土地利用では、シルバー人材センター事務所跡地の活用法に関して議論が交わされた。企画開発部長の徳元弘明氏は、現在の状況と今後の計画について説明し、地域住民からの声を積極的に反映させる意向を示した。特に、地域のニーズに応じた公園や施設の整備が求められている。

その後、手話言語条例や高齢者福祉に関する質問が続き、市民の生活向上に関する施策が提案された。特に、高齢者に対する支援や地域での手話教育の充実が求められ、福祉部長の山城安子氏は「市としても積極的に取り組んでいく」と応じた。

最後に(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターの進捗についても問われ、部長が対応状況を報告した。市長は「市民とともに進めていくプロジェクトであり、期待に応える形で進めたい」と述べ、さらなる支援を求めた。総じて市議会では、市民の声を反映させる意義と、今後の施策についての期待が強調された。

議会開催日
議会名令和元年第6回糸満市議会定例会
議事録
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