糸満市議会が開催され、一般質問が行われた。議員からは市長選の公開討論会における市長の公約に関する質問がありました。
新垣勇太議員は、前回の市長選挙での公開討論会の内容について言及し、市長が示した真栄里物流団地構想や政策の達成率について問いました。市長の當銘真栄氏は、施政方針として市民の命と暮らしを守るために、物価高騰対応や子供たちの未来を拓く施策を強調しました。
公開討論会での市長発言については、公約の達成状況が62項目に及ぶとし、現在7項目が達成済み、52項目は取り組み中であり、進捗状況を把握していると説明しました。
行政改革に関する質問もありました。市が進める改革には、効率的な運営と市民への適切なサービス提供が含まれており、これを実施するために50の取組項目を定めています。西崎運動公園の機能強化が進められており、年間4億円の経済波及効果や新たな雇用創出が期待されています。
次に、市の財政状況についての質問が続きました。地域福祉センターや市民ふれあいセンターの整備は、災害時の防災拠点を兼ねており、政府からの補助金制度も活用するとしています。しかし、財政調整基金が22億円から3億円に減少しているため、今後厳しい財政運営が予想される中で、戦略的な財源確保と歳出抑制が求められています。
さらに、新型コロナウイルスやHPVワクチン接種を巡る質問もあり、ワクチン接種の重要性について市の見解が述べられました。市民の健康を守るために、最新の情報提供や接種促進の必要性が強調されました。