令和6年第2回糸満市議会定例会が開催され、各議員からさまざまな質問がなされた。
議題の中心は、物価高騰への対応と教育行政の改善であった。特に、金城幸盛議員は令和6年度施政方針において、国からの物価高騰対応地方創生臨時交付金の活用方法を詳しく質問し、策定内容への疑問の声を上げた。
企画部長の金城満氏は、小中学校の給食費値上げ分に対し4,364万5,000円を用意し、残りの交付限度額は1億1,295万6,000円であると明らかにした。
その一方で、教育長の屋良朝俊氏は、糸満南小学校の今後の校舎増築計画に関しても言及した。過大規模校の問題が解決されない限り、仮設校舎建設等の対応が急務であることを強調した。
さらに、子育てのための母子手帳アプリ開発も議題となり、山内昌直市民健康部長がこのプロジェクトの進捗状況を報告した。アプリの導入は、母子手帳アプリ「母子モ」を起点に進行しており、「妊娠・出産・子育て期のDX」に向けた取り組みを今後も続けていく必要があるとの旨が強調された。
糸満市は、地域防災計画の改訂を進め、津波避難施設の整備についても目立った進展を目指しています。安全な避難所確保に向けた取り組みや、災害時に公用車の電気自動車を活用した移動式電源としての利用も重要視されている。