糸満市議会において、教育行政や地域開発、スポーツ推進など、重要なテーマが議論された。
特に「教育行政について」では、高嶺小学校校舎建設が入札不調に至った原因が明らかにされた。教育長の幸地政行氏は、入札が不調に終わった理由として、「ＪＶが行った積算見積りと設計金額の乖離や配置技術者の不足」が挙げられ、特に物価高騰が一因であると強調した。また、次の計画に関しても触れ、中学校の建て替えを視野に入れた整備が進められる方針を示した。
次に、土地開発事業に関する議論が行われた。新垣政喜副市長は、真栄里地区における物流団地造成事業の進捗状況などを報告した。現在、環境影響評価書の策定を行い、令和４年度から令和５年度にかけて土地区画整理事業を進める計画であると述べた。特に、早期供用を目指して施策に取り組む姿勢を強調した。
また、地域のスポーツ活動の振興についても言及された。市長の當銘真栄氏は、スポーツ人材育成を通じた地域振興を目指すと述べ、特に沖縄県高校新人駅伝大会への協力や西崎運動公園のトイレ改修の進捗など、具体的な施策を報告した。