糸満市議会は令和元年第6回定例会を開催し、重要な議案を審議した。
糸満市職員の旅費に関する条例および給与に関する条例の一部改正が議論された。これらの改正は、会計年度任用職員制度の導入や、成年被後見人の欠格条項の見直しを目的としている。議案第100号に関して、総務委員会証の委員長である菊地君子氏は、「全会一致で原案のとおり可決すべき」と報告し、議員たちはこれを支持した。議案第101号についても同様に、全会一致で可決された。
続いて審議された糸満市都市公園条例の改正は、消費税法と地方税法の改正を受けてのものである。この改正による引き上げは西崎庭球場の使用料にも影響を及ぼす。委員長の西平賀雄君は、「近隣市町との比較を基にした上での改定」と説明した。
一方で、この改正に対しては不安の声も上がった。反対意見を述べた菊地君子氏は、消費税の増税が市民に与える影響を懸念し、「沖縄県では子どもの貧困問題が深刻化している」と強調した。
最後に、議案第91号である令和元年度糸満市一般会計補正予算（第3号）が審議された。歳入歳出予算それぞれに約3億5,079万円が追加され、総額が313億4,208万円となる。大城明弘君は、税収の重要性を指摘しつつ、「ふるさと納税を活用することが市財政の新たな資金源になる可能性がある」と提案した。
これらの議案はすべて原案通りに可決され、糸満市の今後の発展に向けた一歩を踏み出した。